最近の医師は昔と違いものすごく「サービス業」を意識した患者接客をしています。
私が御後診を依頼する
クリニックの院長先生は、私が挨拶で頭を下げるよりも
長い時間頭を下げ、紹介状を患者に持たせクリニックに直接行ってもらうシステム
を採っている当院に対しても
クリニック院長先生から直接、私宛に電話連絡を頂、
詳細内容を御教授頂くほど親切である。
地域の患者さんからも物腰が低く笑顔を絶やさない先生の人気は高い。
昔、お付き合いさせて頂いた先生は真逆のタイプの先生で、軍医上がりの先生だった
事もあって、非常に患者に対しても私に対しても厳しい先生でした。
ある日、患者さんが
コーレス骨折であった為、軍医の病院に御後診を依頼する為に
付き添いで行った時の話しです。
私「先生!コチラの患者さんが
コーレス骨折の疑いがあるのですが」
軍医「誰が骨折と決めたんだ!診断するのは私だ!」
私「すみません。御後診宜しくお願いします。」
・・・レントゲンを撮影してから問診後・・・・
軍医「君!折れてるのに気が付かなかったのか??駄目だなそんなんじゃ・・・(怒)」
軍医「この骨折は・・・橈骨遠位端の・・・・・」
軍医「勉強になったろ!!」
私「勉強になりました」
などと言うやり取りが毎回ありました。
もちろん患者様に対しても横柄な態度は変わらず、「私は神!」と言う意識が
非常に強い先生でしたが、過去に県の医師会の会長を勤めていたので
先生の紹介状があれば国立の病院や医大のベットが開く事で有名で
その先生への御礼は日本酒一升瓶でOKなのです。
色々なタイプの先生がいますが、我々業界の先生で一番必要とされているのは
どのようなタイプの先生でしょうか?
我々「
整骨院」と言う看板を掲げているので、当然「体が痛い」人が訪れます。
体が痛い=「心も病んでいる」そんな人のメンタルケアも我々の重要な「治療」
の一つになるのです。